東京都美術館殿

 

「作品撤去・改変問題と表現の自由を守る」抗議声明

 

現在東京都美術館で展示中の造形作品が政治的だとして美術館側が作家に作品の撤去や手直しを求めていたと報道されています。作家は手直しに応じざるを得ず「表現の自由を侵す行為で、民主主義の危機だ」と強く反発しているとも報道されています。

 美術館側の判断によるもののようですが「表現の自由」は保障されなければなりません。

憲法二十一条にはこうあります。

 

1.集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

2.検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 

政府の判断を忖度して自主規制するなど公的展示施設には絶対にあってはなりません。

是非表現の自由を守って下さい。

表現の自由を守る文化団体として当面本件の作家に謝罪し今後同様な事が起きない事を強く要望します。

 

2014年2月20日 

文化団体連絡会議幹事会